くすりのゼラチンコートを知らされていない ってなに?

2012年03月01日

菜食主義者はくすりのゼラチンコートを知らされていない

という見出しを見て、ゼラチンコートってなん??
とおもって、興味を持ったニュースです。



イギリスはマンチェスター在住の500人を対象に質問調査を行った結果、
薬の材料に用いられるゼラチンについて
情報提供不足であるという実態が浮かび上がった。

研究対象となった地域はイギリス西北部の都市で、複数民族が在住している。

研究者は以前の研究で、多くの泌尿器科の処方薬には剤形を維持するための
増粘剤やコーティング剤として、動物性食品である
ゼラチンを使用していることを把握していた。

白人以外の民族が多く住む同地域で、
またたんぱく質の摂取制限を受ける場合が多い泌尿器科の患者に対し、
ゼラチンを使用した薬について十分な情報が提供されているか、
また患者はどのように受け止めているかを調査したもの。

対象となった500人のうち200人は、菜食主義者であった。

全体の56.5%にあたる283人は何らかの薬を飲んでいた。
このうち75人は合計87種類にもなる複数の薬を飲んでいた。

菜食主義者の88%にあたる176人は、
植物性材料のみで作られた薬を飲みたいと答えた。
気にしない、と回答したのはつまりわずか10人に一人である。

この176人のうち、ゼラチンを使用していない薬がなければ、
ゼラチン含有薬を飲み続けると答えたのは、56.5%で、
43.5%はゼラチン含有薬の内服を継続したくない、と答えた。

薬を飲んでいる283人のうち、薬を処方する際に医者や薬剤師から
ゼラチンが含まれていることを知らされていたのは49人で、
この半数は菜食主義であった。

研究者はこれらの結果から、
「臨床家は薬の材料内容について全く無視しているといえる」と指摘する。
英国での泌尿器科に関する処方量は14番目にしかならないという。
同国全体で8億6000万にものぼる処方薬の材料に、
もっと注意を払わなければならないと結論づけるとともに、
植物性材料のみを使用した代替薬を作るよう訴えている。

出典は『卒後研修医学雑誌』。 だそう。

おおーなるほど。




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Posted by あ~ちゃん at 18:20│Comments(0)ニュース
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